ラッセ 誕生秘話 ~ グルメの旅と料理修業の旅の出会い ~
2005年7月25日、株式会社良品計画(無印良品の企画・製造・販売会社)の代表取締役社長(当時)松井忠三は妻とイタリア在住の友人と共にイタリア、マントヴァの駅に降り立った。恒例となっている夏休みを利用してのレストラン巡りのためだ。
トウモロコシ畑のなかに忽然と姿を現す、イタリアを代表する三つ星レストラン「ダル・ぺスカトーレ」。料理もワインも素晴らしく、ホールを預かるシェフ・ナディアの夫、アントニオのフレンドリーな応対と絶妙な気配りは最高レベルだった。
ディナーの後、アントニオが「日本人の料理人がいるから」と紹介してくれたのが、「ラッセ」シェフ 村山太一だった。
折に触れてのメールのやり取りが続いていたが、帰国後、大分県でレストラン開業を模索していた村山と福岡で再会、東京でのレストラン開店に舵を切り替えることで合意。
無印良品のレストラン部門で指導にあたってもらう傍ら、独立に向けての準備をすることで意気投合した。
運命の出会いから5年経った2010年10月19日、株式会社ラッセを村山と松井の折半出資で設立した。
料理人の夢はオーナーシェフであり、最後まで頑張り通すことが何より大事であることから代表取締役社長は村山、数々の経営の修羅場を経験し、広い交友関係を持つ松井が会長という役回りでいくことは、村山の将来を考えての松井の考えで決まった。
そんなぺスカトーレが縁となり、豊かなイタリアの食文化とゆったりと寛いだ珠玉の空間を創り出す夢に向かって、村山と松井は2人で歩み始めた。
6年連続でミシュランガイド一つ星を獲得
ミシュランガイド東京・横浜・湘南 2012, 2013, 2014 に続き、ミシュランガイド東京 2015, 2016, 2017 と一つ星をいただきました。
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